ドナルド・キーンさん「日本と出会った私」〜ラジオ深夜便[12月13日(火)、14日(水)それぞれ午前4時台]

ラジオ深夜便

明日へのことば 「日本と出会った私」

ゲスト:ドナルド・キーンさん(日本文学研究者)

放送日時:12月13日(火)、14日(水)の2日連続、それぞれ午前4時台
(12日(月)、13日(火)深夜)

ドナルド・キーンさん

 ドナルド・キーンさんは、1940年、コロンビア大学の学生だった時にたまたま古本屋で手に入れた英訳の「源氏物語」に魅せられました。その後、日本文学へ関心を抱き、日本語の授業や、日本思想史の講義を受け、在学中に海軍日本語学校にも入学し、1年間、日本語の特訓を受けました。

 キーンさんの初めての日本訪問は、1945年12月、焼け野原になった東京でした。僅か1週間の滞在のあと、帰国したキーンさんは、コロンビア大学ハーバード大学で日本文学の研究を続けました。そして、1953年、奨学金を得て京都大学に留学しました。京都の下宿で知り合った永井道雄とは、終生の友人となり、永井に引き合わされた中央公論社の社長・嶋中鵬二からは、三島由紀夫や、安部公房ら、著名な文学者を紹介され、研究に弾みがついたといいます。

 以来、日本とアメリカを行き来しながら、コロンビア大学で教べんをとり、日本文学の著作、翻訳書を発表し続けてきました。「日本文学の歴史」全18巻は、キーンさんのライフワークと称され、2008年には文化勲章を受賞しました。

 そして今年、キーンさんは、東日本大震災を契機に日本国籍を取得することを決意しました。

 番組では、キーンさんに、日本との70年におよぶ道のりを語っていただきます。




興味深い内容です